まずは、計画、そして準備は万全に。

親としては、子どもに見せたいものや経験させたいこと、あれもこれもと考えることでしょう。特に家族旅行の思い出は、大人になっても憶えているもの。コロナ収束後には、家族旅行に行きたいと考えている方も多いでしょう。

家族旅行を楽しむには、事前の計画と準備が大切です。例えば、子どもが小さいうちは、いつもの生活リズムを崩さないよう心掛けたいものです。起きる時間を変えず、食事をする時間などを確保できるよう移動時間や宿泊先を考えたり、万全を期して旅行に臨むのが理想的です。

ただ、普段の生活と違う旅行では、万全に備えたつもりでも不慮のアクシデントに見舞われる事態も考えられます。国内旅行で起こりうるリスクの例を見ていきましょう。

起こりうるリスク1：旅行先でのケガ

まず考えられるリスクが「旅行先でのケガ」です。特に子どもの行動は予測がつかないため、家族旅行では必ず備えておきたいリスクのひとつです。

例えば、海岸の岩場で鋭利なものを踏んだり、山でハチに刺されたり、不意にケガを負ってしまうことは珍しくありません。ホテルの階段や遊具からの転落など、目を離した瞬間にケガを負うケースも見受けられます。

起こりうるリスク2：損害賠償責任の発生

子どものケガも心配ですが、第三者や第三者のモノに対する「損害賠償責任」などが発生するリスクも想定しておきたいものです。国内旅行では次のような事態が考えられます。

・宿泊しているホテルの備品を壊してしまった

・急に子どもが走り出し、ぶつかった相手にケガをさせてしまった

他人の財物の損壊や他人にケガさせてしまうリスクは、子どもだけでなく親にもあります。程度にもよりますが、金銭的な負担が生じてしまうことも十分にあり得ます。

起こりうるリスク3：盗難（携行品損害）

旅行では、大人でも心が緩みがちです。ちょっとした隙にバッグやスキーやスノーボードなどの用品・用具が盗まれる、お財布をポケットから抜き取られるケースも想定されます。

リスクに備えるための選択肢は？

こうした不慮のリスクに、手軽に備えられるのが「国内旅行傷害保険」です。

国内旅行傷害保険は、旅行中のリスクに備え、安心して家族旅行を楽しむために有効な選択肢です。旅行が決まったら、日程に合わせて加入することができます。家族全員がそれぞれ申し込む必要はなく、代表者がまとめて契約できるため手続きも簡単です。

「国内旅行傷害保険」の特徴と選び方のポイント

国内旅行傷害保険では、「急激かつ偶然な外来の事故」によるケガの補償だけでなく、賠償責任に関する補償、携行品に関する補償をオプションで付帯することが可能です。旅行中（自宅を出てから、自宅に戻るまで）を補償対象期間とします。

旅行特有の航空機の欠航や着陸地変更によるホテル宿泊費、救援者費用等保険金（看護のために親族が現地に向かう費用）を付帯できる特約を付けることも可能です。また、傷害におけるケガに、細菌性食中毒やウイルス性食中毒が含まれ、旅行時のリスク対策として手厚いのが特徴です。

特に旅行先でのケガなどの場合、医療機関や診療時間がわからず、途方に暮れることがありますので、こうした付帯サービスがあることは、家族旅行に出かけることを後押ししてくれます。保険商品を選ぶ際、補償内容や保険料だけでなく、サポート体制が整っているかを見極めることもポイントです。

保険を活用して、安心に国内旅行を楽しもう

親にとっても、子にとっても、家族旅行はかけがえのない思い出となります。一方で、子連れ旅行は行動の制限も多かったり、ケガや想定できないリスクがあるのも事実です。

ただ、リスクがあるからといって、家族旅行を避ける必要はありません。しっかりとした備えがあれば、安心して旅行を楽しむことができます。国内旅行傷害保険であれば、気軽に様々なリスクに備えることが可能なので、家族旅行の際は活用を検討してみましょう。家族旅行の経験は、親にとっても子どもにとっても貴重な財産となるはずです。